仕事ってやつは

  • 仕事って何だろう?

通貨が無い時代の仕事ってなんだろう?たぶん昔は生きるために必要なことを優先的にやってたはず。例えば、自分は今 IT 業界でエンジニアとして働いているけど、インターネットなんて今日、明日生きるためには必要ない。でも今は生きていくために IT エンジニアとして働くことも出来る。昔と今の共通点は、なんだろう?

人が生きていくために働くことが仕事だとすると、仕事は誰かに必要とされているはずである。誰にも必要ないことをやってると、生きていけなくなる。ということは、誰かの役に立つことは仕事になるはずである。

人が共同生活をする上で、得意なことを得意な人に任せるようになり、それぞれが専門的に分化していくのは自然の流れでもあると思う。またちょっと話がそれるが、バックミンスターフラーによると時の権力者が、自らの権力を保つために能力のある人たちにより専門的なことを任せ、俯瞰的な視野を持てないようにしてきたらしい。

  • 仕事を創る

仕事が誰かの役に立つことだとわかったら、どうやったら仕事を創ることができるだろうか?

    • ニーズを満たす

単純に考えるとニーズを満たせば、必要とされる製品なりサービスなりを提供できる。

    • ニーズとは?

ニーズって何だろう?ニーズって実はよく見えないことが多い気がする。あからさまにみんながこういうものがほしい!って思っていて世の中に無いものは、ほぼまだ出来ないものだと思われる。例えばガンの特効薬とか。そういう、あからさまに必要なものでなくてもニーズはあるはずである。

例えば、最近流行の NetBook はただのノートPCだけど、小さくて安くするとこんなにヒットしてる。と言うように、すでにあるものでも少し何かを加えると隠れているニーズを満たすものが出来ることがある。もちろんソニーウォークマンみたいにこれまで無かったものの場合もある。

これらを踏まえると、ニーズを満たす製品やサービスとは全体的なバランスが悪いところを埋めるものじゃないかと考えられる。NetBook の例だと、ワイヤレス環境の普及によってニーズのバランスが崩れて、そこを埋める NetBook が登場したという訳である。

ということは、ニーズのバランスを崩すもの。上記の例だと「ワイヤレス環境の普及」から何が求められるかを見つけることがニーズを捉えることになると考えられる。こういうのを世のかなの流れを読むって言うんだろうね。まー言うのは簡単なんだけど、見つけるのは難しいよね。