Tips
Gigabit Ether のトラフィックグラフを取得するには
Gigabit Ether 以上の帯域がある場合、32bit カウンターではすぐにカウンターが一回りしてしまうため、グラフが正常に描けないことがあります。そのため、Gigabit 以上のインターフェースのトラフィックグラフを取得する場合は 64bit カウンターを使ってください。32bit カウンタで Gigabit Ether を計測する場合は、bit のカウンタではなく byte のカウンタを利用してください。
- 32bit の最大値
2の32剰:4,294,967,296
- 64bit の最大値
2の64剰:18,446,744,073,709,551,615
スイッチの Description をグラフタイトルに表示させる
- DataQueries を開く
Console タブにて DataQueries を選択
SNMP - Interface Statistics を選択
Associated Graph Templates の項目の中から対象のものを選択
- グラフタイトルを変更
Suggested Values の Graph Template にグラフタイトルを入力
-
- 例
左側:|host_description| - Traffic - |query_ifDescr|-|query_ifAlias|
右側:title
グラフがたまに欠ける場合
- ポーリングのタイムアウト値を長くする
Console タブの Settings の General にて、SNMP Timeout の値を 500 から 1000〜2000 ぐらいにしてみる。
デフォルトだと、0.5 秒となっているため、タイムアウトでスキップされている可能性があります。
rra ファイルのデータ保存期間を延ばす
- デフォルトの値
RRAs | 参照単位 | Rows | 保存期間 | 解説 |
Hourly | 1分毎 | 500 | 500分(8.3時間) | 8.3時間以内であれば1分毎のデータを取り出し可能 |
Daily | 5分毎 | 600 | 50時間 | 50時間(2日強)以内であれば5分毎のデータを取り取り出し可能 |
Weekly | 30分毎 | 700 | 350時間 | 350時間(2週間強)以内であれば30分毎のデータを取り出し可能 |
Monthly | 2時間毎 | 775 | 1550時間 | 1550時間(2ヶ月強)以内であれば2時間毎のデータを取り出し可能 |
Yearly | 1日毎 | 797 | 797日 | 797日(2年強)以内であれば1日毎のデータを取り出し可能 |
- 保存期間の延長
上記の表にある Rows の値を長くしてやれば保存期間を長くできます。
ただ、長くすると rra 内に格納できる値が増えるということなので、ファイルサイズが
大きくなります。また、この設定をする前に作成された rra ファイルは適用されないた
め、途中での変更は困難です。
- 設定変更方法
Console タブの Data Source --> RRAs にて、Hourly, Daily, Weekly, Monthly, Yearly
のどれかを選択し、設定を Rows の項目を変更する。
LDAP の利用
- 準備
php-ldap パッケージのインストール
httpd の再起動
- 設定
settings --> Authentication にて設定を実施
LDAP 認証に変更した場合も、ローカルアカウントでログイン可能なので安心して設定が出来ます。
グラフデータが取得できない場合
- cacti の Poller が取得している値を確認
settings の General タブにて Poller Logging Level を MEDIUM か HIGHT に変更ログを確認し、どのような値が取得されているか確認
- 実際に snmpwalk の結果を確認
$ snmmpwalk -c-v 2c <ノード名>
- 対応
snmpwalk で正常に取得できない場合は snmp 関連の設定や、ネットワーク上の経路を調査してください。
また、データテンプレートとグラフテンプレートの Max/Minmum 値を確認してください。値が Max/Min を超えている場合は rrd に格納されなかったり、グラフが表示されなかったりします。